やまさんの読書ブログ

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10代、あるいは20代、30代のうちに読んでおくべき本

タイトル詐欺っぽい文章ですけど、こんなワードで検索かけちゃったことがあるひとはぜひ読んでください。2000字/5~10分くらい。深夜テンションの怪文書

 

 

ふと、何かしなきゃいけない気分になる。このままぼーっと生きていちゃいけない。だから、「10代(もしくは20.30代)のうちにやっておくべきこと」みたいな検索をして、でてきた記事を読んでみる。いくらか選択肢があるけど、一番手軽にできそうなのは、おそらく読書で教養をつけることだ。

どうやら若いうちから教養に触れる方が良いらしい。こうして教養と読書に目覚めてしまったあなたは、amazonでそれっぽい本を探したり、書店にいってみたり、同じく「20代のうちに読んでおく本…」で検索したりする。だけど、今の(ネット)書店にはそういうビギナーに手頃な感動や驚きで甘い顔を向けながら、その一方で、どうにかして俺の食い物にしてやろうという薄汚い大人が手ぐすね引いて待っている。ビジネス書や自己啓発コーナーで平積みにされている本はほとんどがそうだ、といっても過言ではなくなりつつある。残念ながら。金持ち某さんとか、新日本とか、サピエンス某史とか、成功〇の告白とか。こういう本は夢を見させて代価をもらう商売だ。そして、代価は本の本体価格プラス消費税だけではとうてい済まない。いつか俺だって、こういうでっかいことやったるで、今はまだ準備中やけど、いつか、いつかやったるからな、あなたをそんな気分にさせて、力がなくなるまで夢を見させながら、日々の仕事であなたから搾取しないとこの歯車社会は成り立たない。某プペ氏がいつまでも「夢」一辺倒で生きているように見せかけるのは、あなたにもマネして夢に生きてお金を無駄にして、あわよくば俺のふところに投げてほしいからである。あなたの財布が欲しいんだから、もちろん本音なんて書かない。美辞麗句を並べてその気にさせる。商売だから当たり前。

「20代のうちにやるべきこと…」で検索したら、個人ブログより特定の企業のページが多く出てくるのもそうだ。夢を見せて、納得づくで、自らの提供するサービスに誘導して、あなたの稼いだお金を頂くためである。納得づくの自己責任だから、いやな思いをしても100%あなたのせい。お前が悪い。俺のせいじゃない。書いてあるでしょ。仕事のみならず、あなたのプライベートな時間だって関係ない。あなたの稼いだお金が欲しくてたまらない。もちろん、個人ブログだって、そういう会社からお金をもらって宣伝している。そのことは言わない。いわゆるステマである。いろんな人にお金を払ってたくさん記事を書いてもらうから、20000件先を検索したって同じような本しか出てこない。インターネット検索の仕組みを悪用するこの手口のことを、彼らは「ハック」と呼んでいる。ビジネスに倫理観は不要だ。

このごろ突然、個人投資が流行りだしたのだってそうだ。投資は、より持っているひとがあまり持っていない人から、たくさんの複雑で面倒なプロセスでごまかしながらお金を奪うシステムだ。パチンコをより複雑にした仕組みである。いい人に大変厳しい世の中。ちなみに、有名な話だが、投資で一番儲けている人はどんな人だろうか。答えは、死者である。長期保有が投資の唯一解。だから、2番目に儲かっている人は、その投資をしたことを忘れて長期間もっていたご老人だ。短期間で取引を繰り返すビギナーは手数料でちまちま財力ゲージを削られ、定期的にくる大幅下落で大ダメージを受けて撤退することになっている。そういうビジネスモデルである。

俺は賢くプロに任せているから安心、そんなはずはない。プロにだってノルマがあるし、生活費をあなたのお金から稼がなければならない。そういうわけで、ビギナー丸出しで投資信託に行ったって、提案されるのは「必ずもうかると思わせながら、手数料分で目の前の人の生活費が出るような投資」である。もっと悪質なら、ノルマ達成に役立ちそうなゴミ信託。何度も連絡が来て、何度も預け替えや別の投信やを提案され、儲かっているように見せかけつつあなたの貯金を手数料と称して吸い取るプロセスが始まる。あなたを焦らせて、焦って行動に移しちゃった人から餌食にしていく。

世の中の基本は、持つものが持たざる者から何もかもを奪うシステムに、とても簡単であなたにもメリットがあるように見せかける嘘を着せることだ。名だたる大学を出た優秀な頭脳を持つ人が破格の高給で雇われ、あらゆる手を用いてあなたから何もかもを奪おうとしている。最近「行動力」がもてはやされているのだってそうだ。早計に行動して、お金を手放してほしいからである。どんな古典にだって、衝動をこらえて立ち止まって、熟慮する人は豊かでいられると書いてあるのはそういう理由。

持つものが持たざる者から奪っている、このテーゼは大体なんにでも応用が利く。男と女のフェミニズム、ヴィ―ガンやオーガニックに連なって、動植物を消費する動物倫理、政治や経済、だいたい今流行りのテーマを貫く一つの原則はこれだ。この問題にどう取り組むかで、いま世界は大きく揺れている。

そしてこういう、雑なロジックでとりあえず世界にまで誘導して、壮大な気分にさせるような文章には気を付けた方がいい。あなたの現実から目をどれだけそむけさせて、意識を無限上昇させてくれるかわりに、彼らはあなたのなにもかもを要求する。あなたがすべき努力は、流行の(笑)自分磨きではない。あらゆる方法でありとあらゆるところに張り巡らされた罠にのらないスキルである。

 

テイスティング オールドラフロイグ

ども。

 

たまにはこんなのも書いてみようと思いました。

 

京都洋酒研究所さんの通販で買ったオールドのラフロイグ3種セットのテイスティング日記です。

ラフロイグ経験は現行の10年と、ちょっと前に売ってた200周年記念の15年ものだけ。

とにかくアイラの中でも味も濃くてボディも厚くて強い味の印象があるので楽しみ。

 

1本目はimpressive cask laphroaig 1994-2005 。

初っ端から、全く自分の中のラフロイグ像っぽくない印象でした。

レモンピールやグレープフルーツのワタっぽい軽くて苦い雰囲気、湿気のないドライな黒土っぽさ、

あとは胡椒っぽい刺激的な感じに鰹節っぽい旨味の予感。

軽めの薬草酒かなって思いました。今どきこんなリキュールありそう。北欧の会社が出してそう。

 

味も結構爽やかで驚きました。ラフロイグってもうちょい肉厚マッチョなイメージだった。

レモンピールやバターっぽさ、麦のちょっと酸っぱくなっていくような香りと、スモークも、アイラにしてはドライであっさりした感じ。

飲み下してからゆっくりフルーティさが鎌首をもたげてくるような。結構長いこと煙い。

薬草っぽさは、ヘンルーダを漬け込んだグラッパがこんな感じでした。ボーリ•ルータ。若い青草の茎。

smwsのなんかのテイスティングコメントに「ケッパーを添えたスモークサーモン」とあったんですけど、たしかにこんな雰囲気もするなと思いました。ちょっと感じる旨味と酸味が特にそれっぽい。煤けた感じが長く口中に残っている。

時間を置いてのむと、パッションフルーツや苺っぽい甘味がどんどん増してきます。

ラフロイグだけど、果物の酸味と爽やかさが目立つなと思いました。好き。加水した時の柔らかな渋みはもっと好き。

 

2本目はsmwsの29.47、「sooty and sweet」。「煤けて甘い」かな。91-05の14年もの。

1本目とは違って、露骨に甘い香りがします。シェリー樽っぽい黒い甘さ。そう感じると後はシェリーっぽいなーしか香りが取れなかった。スモーキーさもあんまりしない気がする。あと、ものすごい金属質な香りがする。鉄線を擦った後の手のにおい。形容し難い溜まった甘み。

口に含むとすぐに強いオークの香りがして、それから徐々に甘くなっていきます。周りにしっかりスモークがいる。

パイナップルとかの、黄色い果物っぽいフルーティさだと思いました。あと、カスタード。

なにかたまごっぽいニュアンスがいて、茶碗蒸しの一口目だったり、喫茶店で出てくる硬めのプリンだったりがちょっとだけ連想されます。面白いな。コクがあるというか。

あとは熟成させたお酢の香り。どっかでたべたバルサミコ酢にこんな香りがいた気がします。

 

最後はおそらくエクスクルーシブモルトの96-06の10年もの。

買った内容は忘れてしまったけど、EMと略されるボトラーズは多分ここくらい。検索して出てきた情報が正しければソーテルヌフィニッシュ。

香りは、ギッチギチに詰まった完熟と腐敗のボーダーな薔薇の強い香り、ソーテルヌっぽい香り。あと一瞬だけラフロイグっぽい出汁煙。蜂蜜と薬草を水で発酵させたらこんな香りしそう。リンゴの輪郭がぼやけつつも保たれてる気がする。とにかく香りがパワフルで凝縮されてて重くて厚くて強い。ソーテルヌカスクはタリバーディンのオフィシャルのやつとちょっと前のキルホーマンとで飲んだことあるけど、どっちもまったりはっきり系だったはずで、ここまで一撃が重くなかったはず。ソーテルヌってなんなんだ。

味は予想通り、凝縮しすぎたライチとか花の蜜とかそういう濃いタイプの甘酸っぱさながら、それを越すくらいラフロイグの味や、ピートや潮っぽい味も強くて、最後に回しといてよかったなと思うような味で。バランスがいいというか、殴り合いでしか分かり合えなさそうというか。ラフロイグじゃないと受け止められなさそう。

飲み込んでからゆっくり出てくるまったりした果物味にほっとさせられます。缶詰のパインっぽい。

三重旅行記 鳥羽水族館

ども。

 

とくになにということもなく日々が過ぎてゆきます。

 

前の連休で三重に行きました。Gotoさまさまですね。思ったより遠かった。

 

鳥羽水族館を目的に行きました。

現存する水族館の中で二番目に古い水族館。一番目は魚津、三番目は須磨。

古い水族館ならではの、レトロな魚種説明がいいですね。1990年代フォント。

線がシャープすぎなかったり、無駄に光らなかったり、ただ淡々とそこにあるだけ。

薄暗い中でみるにはちょうど良いですね。

 

現存する水族館の中で、最大の展示数を誇る水族館でもあります。1200種。

そこらの水族館では水槽に一匹だけ、珍重されているようなうつぼも、鳥羽水族館にかかれば、中水槽に50匹ほどすし詰め。

ごついイセエビが何匹も水槽の角にかたまって何とも言えない球体を作り。

懐の深さと無神経さのちょうどいい間をゆくようなバランス感覚。

ひそかな水族館ブームに乗って全国に水族館が作られている昨今、

とりあえず初手大水槽、途中でクラゲを光らせて動物とチンアナゴグッズを売るような量産型水族館が増える昨今、

おおらかでユニークな展示が見られるこの水族館は良いですね。

水族館にしては珍しく順路が無いのも特徴です。すみだ水族館もだっけ。好きな順に好きなだけ見られるのが良いですね。

一つ一つの水槽も、ただのハコでは無しに、生活環境が再現されています。

大水槽なんか、とりあえず白砂だけひいとけみたいなところが多いですからね。

鳥羽水族館の価値観を感じます。不便なところにあっても、変わらず大盛況のまま続いているのは、展示する生き物に対するこういう態度なんでしょうね。というか普通に人多かったんですけど。コロナとかもう関係ないんですね。

しかし場所が不便だわ。一度新幹線で名古屋まで行った方が早いとは思わなかった。

 

鳥羽には泊まりませんでした。一人で旅館は予約できなかったので。悲しみ。

四日市に泊まりました。

旅行に行ったときには、その土地の場所を食べるようにしていました。この時までは。

何もなかったですね。

梅田の繁華街を一部だけ切り取ってきたような駅の西側、

高い建物がなく、4車線の道路のよこに幅広い道が広がる東側、

観光向けの街でないことをひしひしと感じました。

どちらかというと、県内の人が仕事のために集まるハブのような印象を受けます。

勉強になりました。

 

何件かバーに行きました。

街場のバーのタイプとしては、全く異なる3種類のバーでした。

1軒目が、席も少なく交流を密にするタイプのバー、

2軒目が、その町のオーセンティックの代表のような、ご老人がマスターのバー、

3軒目が、中の人も若く、知識もしっかりしていてネットの住民に受けそうなバー。

 

1軒目は、数少ない常連さんを密に回していくようなバーでした。地域の中の、さらに特定の層への密着型。

置いているお酒も、ある程度知名度があるスタンダード品か、名前やラベルが印象的なものが多かったように思います。

歓迎もされず、追い出しもされず。食べ物がおいしかった。

バーフードってめちゃくちゃ手間かかるのであんまり好まれないイメージがあるんですけど、おいしいから頼んじゃうんですよね。

 

2軒目は、オーセンティック風の、バーコートをきっちり着て、権威的な語りをするバーでした。

しかし、その日は年配の常連さんばかりだったようで、特定の層をけなしてコミュニケーションするような語りが目立ちました。若者で悪かったな。

年齢を重ねた人が、オーセンティックという記号をまとう為にいくようなバーでした。

対応も微妙だったし、二度は行かないと思います。忙しかったのかな。

常連さんを贔屓するのは当たり前ですが、当然客は嫌な気分になるという話。

 

3軒目は、最近はやりのミクソロジー系のバー。

バックバーにも普段見ないようなお酒が多く。尖った棚構成してるなと思いました。

どの種類のお酒にも、必ずどこのバーにもあるような銘柄が3種類ほどあります。

これは、目指すお店の店風?や、お客さんの層によってある程度異なります。

若い実験的なお店には、新世代のスタンダードや、ネットで有名になった3銘柄、

古くからあるお店や年齢層が高いお店には、漫画や雑誌、常識として口伝えで有名になった3銘柄。

どっちも無かったと思います。バックバーをなめるように見たわけではないですけど。

それでも、目につくところにそれがない、ということが一つの意思表示だと思います。もしくは目が節穴。

尖ってるなぁ。

 

気になってたフォーピラーズのブラッディシラーズを試しました。

ジンに、シラーズ種のブドウを3kg程度漬け込んだ破格のジンです。

赤葡萄の甘い果実みを想像していましたが、結構甘さ控えめでスパイシーなんですね。

トニックの銘柄と相性とかあるんでしょうか。宣伝文句ほどは甘くなかった。

最近はやりの色が変わるジンの系譜でもあります。

バタフライピーのエンプレス1908、オールドキュリオシティシリーズとか。

色が変わることへの強い期待感に味が伴っている銘柄の登場が待たれるところです。まぁ5桁万円超えると思うけどな。

 

アニーホールバーの5周年記念のグレンスコシアをいただきました。

鳥羽に行った数日後に、偶然京都水族館帰りにアニーホールバーみつけてシンクロニシティを感じていました。

 

 グレンスコシア、現行の若いのしか飲んだことなくて。

キャラメルプリンや白桃みたいな、デザートウィスキー(造語)だと思ってました。

ここまで塩辛くて、本で読んだキャンベルタウンらしい味わいのするのは初めてでした。

塩辛いしちょっと土っぽい味すらしました。けど、あとから強い・重い甘みがやってきます。いわゆるトロピカルでフルーティではないけど、しっかり重い果物の香り。昼下がりに喫茶店で友達と食べるパフェがこんな味だとうれしい。そんな友達がいるともっとうれしい。

グレンスコシアの、味の可能性の幅広さを感じました。他の銘柄も飲んでみたい。

というか、19年ものなんですね。長熟ってここまではっきりシャープに味がするものなんでしょうか。これまでの経験値が覆される。

 

全部のバーにアハトロ・ディーヴァがあったのが気になります。テキーラの中では相当攻めたチョイスだと思うんですけど。赤ワイン樽での熟成を経て、果実味とピンク色がついたテキーラです。

 

鳥羽水族館はニッチ・地方都市で観光を目指すな・自分に分相応なバーを見極めるスキルをつけろ、といった感じです。勉強になりました。

 

余談。

旅行に行くときには必ず、未読の本を持って行って、道中で読むことにしています。

もしくは、かならず旅行先で書店に行って、本を買うことにしています。

旅行の目的の半分くらいは、道中での読書です。

 

今回はこれ。

 

アウグスティヌス講話 (講談社学術文庫)

アウグスティヌス講話 (講談社学術文庫)

  • 作者:山田 晶
  • 発売日: 1995/07/04
  • メディア: 文庫
 

 内容が素晴らしいのはもちろんとして(これを読んでたら進路に強く影響したと思う)(アウグスティヌスが結構ラディカルで面白い)

家で読み返した時、鮮明に道中の田園風景と旅行の色々な質感が思い出されて驚きました。

そういわれれば、その本を連想するとき、東京に持って行った1冊や

 

「若者」をやめて、「大人」を始める 「成熟困難時代」をどう生きるか?

「若者」をやめて、「大人」を始める 「成熟困難時代」をどう生きるか?

  • 作者:熊代亨
  • 発売日: 2018/02/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 九州に持って行った1冊で

 

文章表現400字からのレッスン (ちくま学芸文庫)

文章表現400字からのレッスン (ちくま学芸文庫)

  • 作者:梅田 卓夫
  • 発売日: 2001/02/01
  • メディア: 文庫
 

 その旅行の色々な景色が思い出されます。東京は葛西臨海水族館からみる開けた夕焼け、福岡の海の中道水族館付近の植生とリゾート感、あの強い風。

 

こいつ水族館ばっか行ってんな。

雑文

ども。

 

5月も終わり、コロナも終わり。かけ。ですね。

まぁ終わらないんでしょうけど。今年は難だわ。

 

オンライン授業。

罪。抑揚のない1時間半の音声に、集中せざるを得ない点がギルティ。ということで落ち着きました。

Vtuberとかよく見ますけど、あの人たちが2時間をトークで乗り切る技術は相当のものなんだなぁと思った次第。

 

 

 最近読みました。

この人の本読んだことないと思ってたけど、『ドS刑事』読んだことありましたね。

やっぱりこの表紙のインパクトが強すぎて、他の著作が覚えられない。

 

死亡フラグが立ちました! (宝島社文庫)

死亡フラグが立ちました! (宝島社文庫)

 

 『東京プレデターズ』は、Youtuberものです。この人(七尾与史さん)最近ユーチューバー始めたって聞いたけど、こんな形になるとは。

例えば動画の最初30秒で面白いと思わせないと動画は最後まで見てもらえない、とか。

そういう技術でもって、youtuberの人たちはあの世界に命かけてるわけですね。何事にもそれなりの技術が要る。

すきなyoutuberはきまぐれクックかねこです。魚捌く動画にはなにか別種の快感がある。

 

Vtuberをよく見ます。笑いのにじさんじ、芸人のホロライブ。声の低い人が好き。

 

最近買った本のメモ。

 

自己愛人間 (ちくま学芸文庫)

自己愛人間 (ちくま学芸文庫)

 

 自粛解除か?くらいの雰囲気の時に、なんか書店の本棚に並んでた。

あの日の棚の雰囲気みるに、ニーチェやらフッサールやらの全集系は棚からのけて、昔流行った本を棚に置いてみる、とかそんな戦略だったんでしょうかね。不謹慎ながら書き入れ時だったでしょうし。

このワードは私が生まれる前の流行だけど、自己愛人間のワード自体はつい最近よく聞きましたね。『他人を攻撃せずにはいられない人』『結局、自分のことしか考えない人たち』あたりがちょっと流行ってた覚えがあります。精神ハック系のコラムが全部自己愛性パーソナリティ障害で埋まってた時の飽きようよ。なんでもすぐに理由を求めて飛びつこうとする。

 

 

情報生産者になる (ちくま新書)

情報生産者になる (ちくま新書)

 

 読まないかもしれない。多分現状読まない。

読まなくても本棚に置いときたい本ですよね。人生ルートの分岐のうち、特定のルートでは必ず読むことになると思う。

なんとなく、読むために本を買うより本棚作るために本を買っている気がしてきました。将来はコレクターかもしれません。『女ぎらい』もおいときたい。

 

「さみしさ」の力 (ちくまプリマー新書)

「さみしさ」の力 (ちくまプリマー新書)

 

 なんか新刊コーナーに並んでた。作者買い

 

 

「自閉症」の時代 (講談社現代新書)

「自閉症」の時代 (講談社現代新書)

  • 作者:竹中 均
  • 発売日: 2020/05/20
  • メディア: 新書
 

 なんか新刊コーナーに並んでた。

 

思想界では今、自閉症が流行りです。

背景に、いわゆる現代思想フロイトから始まる精神分析の流れを一つの重要な側面としていること(残りはフッサールニーチェですね)、現代思想史がその中でもパラノイア(分裂症)の特徴と時代精神?をその特徴の一致から説明する流れであったこと、今の時代がパラノイアでは説明が付けられなくなっていること、今の時代が自閉症的である(これは、俗な意味や精神病としての病状ではなく、精神分析的な区分において)こと、あたりから。

 

 

店長がバカすぎて

店長がバカすぎて

  • 作者:早見和真
  • 発売日: 2019/07/13
  • メディア: 単行本
 

 

本屋大賞ノミネートだったはず。

本屋大賞どいつもこいつもどんでん返しと裏の顔(自由律都都逸)。

そういうタイプの小説ばかり、多くの書店員が勧めようとして選んでいることに、なにかしら感じざるを得ないものがあります。

本屋大賞、商業のためにやってるのか、書店員の世相反映でやってるのかわからなくなってきた。

 

たやすみなさい (現代歌人シリーズ27)

たやすみなさい (現代歌人シリーズ27)

  • 作者:岡野大嗣
  • 発売日: 2019/10/13
  • メディア: 単行本
 

 この人のうたが好き。どちらかというと、詩を読んでいる感覚がある。一瞬破断する世界。

 

すみれの花の砂糖づけ (新潮文庫)

すみれの花の砂糖づけ (新潮文庫)

  • 作者:江國 香織
  • 発売日: 2002/11/28
  • メディア: 文庫
 

 梅田蔦屋書店、読書の学校より。今十講でしたっけ。

 

東京を生きる

東京を生きる

  • 作者:雨宮 まみ
  • 発売日: 2015/04/22
  • メディア: 単行本
 

 同上。ちょっとだけ読んでるけど、この人の文章好きかもしれない。

この人みたいな視点で接したい。

 

 なんか出会うべくしてであった。これから読みます。

ウェルベックとかもそうだけど、自分の人生に不可逆の強い打撃を与えてくる予感がある。

ども。

 

オンライン授業にも段々慣れてきた昨今、どうお過ごしですか。

こちらでは、レジュメが配られて、それについてのレポートをかけ、なんていう課題が出たりするわけです。

レジュメは最低限の名詞の羅列なので、とてもレポートになんかできないんですね。

調べようにも図書館は開いてないし。家に資料がないと詰み。罪。

 

それで買った本。 

イスラームの神秘主義: ハーフェズの智慧 (学術選書)

イスラームの神秘主義: ハーフェズの智慧 (学術選書)

  • 作者:嶋本 隆光
  • 発売日: 2014/10/08
  • メディア: 単行本
 

いくつかテーマを選べるうち、スーフィズムが一番簡単そうだったので。

 レポートはまず出してこそ。

 

神秘主義、面白いですね。

理性によってとらえられない神へのアンサーとして、神と個人との二者関係がある。

神は人間を超越する超越者だからこそ神として権威をもちますしね。

あと、理性が次第に知という権力になっていくのもあるかもしれません。

カシコイ人にお前の信仰はこうでこうで~なんて賢しげに決めていただかなくて結構。

でも、論戦なんかしたら負けるのは必至。相手の土俵だし。

なら、絶対口出しできない神と個人との関係に引きこもるしかない。

 

愛をパスとして神人合一を果たす、みたいな主張だと思うんですけど。

仏教では偽涅槃という言葉で、神を身に降したまま現世に帰ってこず、自らが神のようにふるまうことを厳しく戒めます。

イスラームはどうなんでしょう。レポート用の端折り読みではそこまで読み取れなかった。

ども。

 

案の定更新できないけど読書記録としてだけでも機能させたいという思い。

 

最近買った本の一覧と買った理由。録。

https://booklog.jp/users/placetoplace

 

作者買い。好きな作者さん。

 

まだ温かい鍋を抱いておやすみ

まだ温かい鍋を抱いておやすみ

  • 作者:彩瀬まる
  • 発売日: 2020/05/14
  • メディア: 単行本
 

 昨日発売なんですね。食べ物に関する小説が好きなんですけど、自分の好きな作家さんが書いてくださるなんて。読むのが楽しみだし特別なときに読みたい。

 

教科書類。

日本近代文学

三四郎 (新潮文庫)

三四郎 (新潮文庫)

 
青年 (1948年) (新潮文庫)

青年 (1948年) (新潮文庫)

 

 

当時の青年像の比較ですって。『三四郎』からちょっとずつ読み進めてるけど、すでにちょっと共感羞恥。

 

 

多分文学批評の授業。

 

きらきらひかる (新潮文庫)

きらきらひかる (新潮文庫)

 
ノーノー・ボーイ

ノーノー・ボーイ

 
魂込め(まぶいぐみ)

魂込め(まぶいぐみ)

 
さようなら、オレンジ (ちくま文庫)

さようなら、オレンジ (ちくま文庫)

  • 作者:岩城 けい
  • 発売日: 2015/09/09
  • メディア: 文庫
 

 

多分ポストコロニアルフェミニズムとカルチュラルスタディーズ。

江國香織はちょっと読むだけでダメージ強いですね。傷つきたくなさ。

 

カルチュラルスタディーズとフェミニズムスタディーズ。授業動画見て自分で考えるのでは限界があると悟った。知らないことは考えられない。

 

カルチュラル・スタディーズへの招待

カルチュラル・スタディーズへの招待

  • 作者:本橋 哲也
  • 発売日: 2002/02/01
  • メディア: 単行本
 
ベル・フックスの「フェミニズム理論」―周辺から中心へ

ベル・フックスの「フェミニズム理論」―周辺から中心へ

 
女性学/男性学 (ヒューマニティーズ)

女性学/男性学 (ヒューマニティーズ)

 

 

カルスタの教科書。 

東京オリンピックの社会学: 危機と祝祭の2020JAPAN

東京オリンピックの社会学: 危機と祝祭の2020JAPAN

  • 作者:潔, 阿部
  • 発売日: 2020/04/25
  • メディア: 単行本
 

 実際の事例から検討してみよう。同じカルスタ関係で、あと音楽論をとっています。

 

 

フーコー関係。権力を問題にする↑の分析とのつながり。

 

テクストから遠く離れて (講談社文芸文庫)

テクストから遠く離れて (講談社文芸文庫)

  • 作者:加藤 典洋
  • 発売日: 2020/04/13
  • メディア: 文庫
 
知識人とは何か (平凡社ライブラリー)
 

 

なんか社会学関係の本多く買っちゃった。読むんかしら。

 

大衆の反逆 (岩波文庫)

大衆の反逆 (岩波文庫)

 
構築主義とは何か

構築主義とは何か

  • 発売日: 2001/02/01
  • メディア: 単行本
 

 

話題書。

 

 

積読こそが完全な読書術である

積読こそが完全な読書術である

  • 作者:永田 希
  • 発売日: 2020/04/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
博論日記

博論日記

 
ファシズムの教室: なぜ集団は暴走するのか
 
哲学の先生と人生の話をしよう (朝日文庫)

哲学の先生と人生の話をしよう (朝日文庫)

 

 

『リスク社会』といい、社会情勢の影響をとても強く感じます。影響されやすい性質。

 

惰性。

 

 

世界哲学史5 (ちくま新書)

世界哲学史5 (ちくま新書)

  • 発売日: 2020/05/08
  • メディア: 新書
 
アラブ飲酒詩選 (岩波文庫)

アラブ飲酒詩選 (岩波文庫)

 

 

お酒。

テキーラ大鑑

テキーラ大鑑

  • 作者:林 生馬
  • 発売日: 2012/06/23
  • メディア: 単行本
 
世界お酒MAPS イラストでめぐる80杯の図鑑

世界お酒MAPS イラストでめぐる80杯の図鑑

 

 

後者すごいですね。シンガニとかちゃんと載ってる本初めて見た。ボリビアの地酒、マスカットの蒸留酒。紅茶と合いそう。

 

表紙買いシリーズ。

 

基督抹殺論 (1954年) (岩波文庫)

基督抹殺論 (1954年) (岩波文庫)

  • 作者:幸徳 秋水
  • 発売日: 1954/09/05
  • メディア: 文庫
 
臨床とことば (朝日文庫)

臨床とことば (朝日文庫)

 
伊藤野枝集 (岩波文庫)

伊藤野枝集 (岩波文庫)

  • 発売日: 2019/09/19
  • メディア: 文庫
 

 伊藤野枝みてると、他人に迷惑かけても自分の好きな道を突っ走るのがアナキズムと思えなくもないですね。相互扶助が基本だけど、この人見てると自信がなくなる。

 

小説。表紙買い。

 

天象の檻

天象の檻

 
しろいろの街の、その骨の体温の (朝日文庫)

しろいろの街の、その骨の体温の (朝日文庫)

 
丸の内魔法少女ミラクリーナ

丸の内魔法少女ミラクリーナ

 
いいからしばらく黙ってろ!

いいからしばらく黙ってろ!

 

 

本読むのが好きなのに好きな本を読めない矛盾。今学期も頑張っていきましょうね。

 

ども。

 

「コロナ禍によって世界が変化したのではなく、世界の様々な問題が可視化されただけだ」

みたいなことをミシェル・ウェルベックが言っていました。

 

セロトニン

セロトニン

 

 (この鮮やかな表紙に見覚えがあると思う。未だに外国文学の棚で平積みになってるところさえある。中国SFが流行りのいま、さすがにSF棚で平積みはされてないだろうけど)

(最近の文芸書、彩度も光度も高い表紙ばっかですよね 急な傾向だよな)

 

自分とのかかわりでいうと、思ったよりみんな日常にこだわるんだなぁという発見がありました。

9月入学を勧めたい意見なんかもそうですよね。

システム的な問題というより、何気ない日常をこれまで通りすごすために9月入学を求めてるような。

 

日常にこだわる教授の話。

大学の先生たちも、今まで通りだったら学生が到達できたであろう地点に持っていくために課題を出します。その結果が今の課題地獄なんですけど。

文部科学省の通達によると、一つの講義にかかる総時間は14回授業×4・5時間で63時間。×約70講義。

もしくは、就活のために4回生をフリーにしようとする場合、3回生までは、1週間の拘束時間は4.5*10講義で45時間。通学時間は含めませんし、学費を稼ぐための時間も含めません。そんな時間大学生にあるかいな。計るのがそもそもおかしいと言われればそれは正しい。

実際のところ、大学は人権を得るために行くところなので、楽な単位を数多く回収して、卒論という名の可燃ごみを製作して、最後に大卒の称号さえ得られれば、時間をかけない方がコスパがいいわけです。KOKO格差社会

教授たちもそのあたりはわかっておられたので、心ある人でも講義は社会人養成講座や人格の涵養っぽい感じで押さえて、本気で学問するなら大学院からみたいな雰囲気だったんですけど。理系は多分違うよね。

 

とまぁ計算で出る勉強時間は実際不可能に近いんですけど、緊急事態に即して教授たちが本気出しちゃって、「いつも通り」机上の空論時間通りに勉強させようとした結果学生も苦労するし教授も苦労する、というような事態に。

バイトできないからその分時間あると言われればそれはそう。でも、メンタルは保てないですし。無駄になるかもしれないものに努力できる人は少ない。

教授でも今まで通りにこだわるんだなぁとおもいました(こなみかん)。

 

 

もちろん全員がそうではないし、とりあえず乗り切ることを主眼に置いている教授だったり、とりあえず単位を回収することを目標にさせる先生だったり。

弱さに対して優しい先生が幾人かいてくださって助かります。

神学部は人間の弱さに対して相当理解のある学部ですけど、他学部もそうだといいなぁ。この段落は弱さの話。

「どんなやつでも留年したやつの言葉に価値なんかない」なんてツイートを見かけたもので。文言とは裏腹に、サークルにかまけて留年したやつ、みたいな文脈で。

留年することにめちゃくちゃ忌避感と差別意識あるんだなあ。思ってるほど一大事じゃないのに。他人の弱さに厳しい。傷つけやすさが高い正論。

ちゃんと成功体験積み重ねてる人にはこんなことわかりませんし。というか、「弱さに打ち勝つ」ことが成功の要件なので、自然に自分と違うルートを歩んだ人を弱い格下扱いしてしまう。自覚はない。

これは思った以上にやりがちな事例で、例えば「なんで筋トレしないの?痩せるし鬱も無くなるし肩もこらなくなっていいことづくめだよ!」がそうです。圧倒的ギルティ。できたらしとるわ。身体も言葉もマッチョイズム。俺にできたからお前にもできるはず。みたいな素朴な差別観。

 

ダイエット幻想 (ちくまプリマー新書)

ダイエット幻想 (ちくまプリマー新書)

  • 作者:磯野 真穂
  • 発売日: 2019/10/08
  • メディア: 新書
 

 積読だけど紹介しようという気持ち。

こんな感じで自分と価値観を断ち切っていけないと、生きていけなさそう。圧倒的レジリエンス。そしてレジリエンスすらも習得すべき社会人スキルになる。そういう価値観を断ち切っていけ。

 

この人の本だとこの往復書簡が面白かったです。

 

急に具合が悪くなる

急に具合が悪くなる

 

 人文書界隈でめっちゃ流行りでしたよね。

この手紙が一年前のGW頃から始まっていたらしく。

Twitterで補遺に当たる部分を公開されています。

 

「現状を維持したい」という思いは、こういう不測の事態の先送りを求める気持ちで、それは自分の不確定性・偶然性という意味での弱さや脆弱性を拒絶することから始まる。

みたいな感じでまとめたらいい感じにまとまりませんか。この記事。

言葉について

ども。

 

毎日更新は途絶えたけど何かしら書きます。

毎日更新みたいなドグマに囚われてはいけない。

一日に二三回更新したりしなかったりしような。

 

 

時事ネタついでの文章。

見事に平田オリザさんが燃えたなぁという話と、

レポートしんどいなぁという話を繋げて書こうと思います。

 

 

レポートしんどいんですよ。時間がかかる。

何に時間がかかると思います?内容考えることじゃないんですよ。

 

 

今出ているレポートは、授業内であつかった問題から1つを選んで、自分の意見を200~300文字程度で論じるレポートが多いです。もしくは教科書の該当章のレジュメ1000文字。

 

一つの意見を、ちゃんと説明して書いたら1テーマ200文字で足りるはずがないんです。

200文字で説明できるレベルのこと書いてもらわないと困る、という採点・授業作成側の事情なんでしょうけど。

ゼミでも、「この内容は修士でやるような内容だ」とか、「このテーマを扱うのに学部生の卒論文字数では難しくないか」みたいなセリフをよく聞きます。

思ったよりも細分化しないと厳しいみたい。まぁ学部生ですし(?)

 

 

レポート書いて一番時間がかかるのは、文字数に収まるように文章を圧縮することです。

言い換えるなら、文字を書く側の立場になった時、文字数や媒体に合わせて文章を希釈・加工するのが一番難しいんです。

 

 

平田オリザに寄せられる一見まともなクソリプの数々。

 

平田オリザさんの炎上の話。

この記事が炎上してるみたいですね。

https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2020/04/0422.html

一番炎上しているのは、

「製造業の場合は、景気が回復してきたら増産してたくさん作ってたくさん売ればいいですよね。でも私たちはそうはいかないんです。客席には数が限られてますから」

の部分です。

この発言に、「製造業を下に見ている」を読み込んだ人が、「自分(芸術)を高尚だと思っていやがる」みたいなのを対比して、さらに「過去インフラに回るはずの予算を芸術支援に奪い取った経歴」「製造業はただ機械的に作って売るだけじゃない」「経営の苦労がわかってない」「世間と感覚が乖離している」「朝日や民主と仲良し」みたいなのがくっついて連鎖的に炎上しているみたいです。

冷静に考えたら「芸術を高尚と…」以外は全部クソリプの類だと思うんですけど。めんどくさいねTwitter。

 

確認。

この発言は単純に非難されるべき発言だと思います。不適切な例示。

「芸術にも支援の手を」を、「おまえよりおれにかねをよこせ」に卑小化してしまったのだから、もちろんです。なお、限られた予算の中から分配するのなら、実質意味するところは一切変わりないわけですが。

ちゃんと説明しようとすると難しかったんですけど、発言の意味や内容はともかくとしてイメージは相当悪化させたと思います。業界を後ろから狙い撃ちしたようなもんですし。

 

 

この発言は、「まだ再生の可能性がある製造業と違って、芸術系は一度滅んだら終わりなんです」くらいに翻訳するのが妥当だと思います。これから「製造業ずるい」「高尚な芸術」を読みくだすのはちょっと無理がある。

というか、平田オリザが製造業(の経営)の苦労を知らないはずはありません。借金してまで劇場経営してたんだから。しかも、演劇に必須の照明や道具類のスタッフさんに至っては大体が個人事業主か小規模会社です。ただでさえ儲からない業界でその人たちと仕事して、さらに存続のために仕事してるんだから。

お前俺らの苦労なんか知らんやろ!は、さすがに他人のことを下に見すぎでしょう。悪い語法やでほんま。

(このツイートしてるうちの何人が経営の苦労を知っていて、製造業に携わったことがあるのか、にもちょっと興味あります。製造業を下に見て、平田オリザを押し上げて、さんざん批判してるところの分断を作りだしてるのは君らちゃうんかいな。)

ここらへんのツイートは、(内容を無視して)自分の独断を読み込んでいるだけという点でクソリプと一切構造が変わりません。

「ただ炊くだけの白ご飯もいいけど、手間のかかるパンも食べてほしい」に「ご飯のことを差別した!」とか「パンなんか食べるような上流階級様にはコメの味は分かりませんや!」とかいってるのとあんまりかわりがない。元の記事はこうならないようにお願いする内容でしたけど、そもそも記事は読んでない。

 

 

 

いわゆる書き言葉(平田オリザはインタビューなので話し言葉でしたけど)って本当に難しいんです。レポートと同じで。

字数制限や媒体の性格に合わせて、出来るだけ明確かつ誤読されないように、わかりやすく圧縮しないといけない。書こうと思ったらいくらでも書けるけど。

しかも、文章とテレビとではスタイルを変えなければなりません。自分のスタイルと、発表のスタイルとのすり合わせ。私だってこのブログみたいに自己完結短文で喋ったりしませんし。書きやすい・読みやすいからこうしてるだけです。

 

 

書くことの不自由さ。

こういうことはおそらく、文章を書かないとわからないことだと思います。

「文字・言葉として外に出されたものは本来の(その人の)文体をまげていること」とか「自分の文体よりも発表先のメディアのスタイルの方が優先すること」とか、ひいては、「書き言葉は読み言葉優先で加工されること」です。

言葉を使えるために私たちはコミュニケーションを取ることができますが、

言葉を使えるがために私たちは相手の発言を内容でなく、自分のイメージで理解してしまいます。わかりにくいなこれ。

相手が加工して意味したかった内容はともかくとして、文章に書いてあることは分かってしまうがために、一部だけを読めば自分の好き勝手なイメージを読み込んで語ることができてしまう、という意味。

自分の理解の範疇に合わせて理解できてしまうし、その先に行く=相手のレベルに合わせる必要は無い。自分の世界にひきこもり。

これ自体は言葉システムの仕様なので別に良い悪いもないです。念のため。

クソリプ」はこういう欠陥仕様の産物ですよね。

自分のイメージが先行して、相手の言葉を理解せずとも返事っぽい何かができてしまうし、対話っぽいなにかが成立してしまう。自分の妄想の産物であるけど、本気で対話だと思い込めてしまう。

 

わかりやすかったのでAmazonのレビューから引用します。

 

 これのレビュー。


著者は

一般に、子どもに接するときの優れたコミュニケーションとは、子どものコンテクストを受け止めて、さらに「受け止めているよ」ということをシグナルとして返してあげることが肝要だと言われている。

と述べる。しかし、最終章において以下のようにも述べている。

彼らは口を揃えて、「いい子を演じるのに疲れた」と言う。私は演劇人なので、そういう子たちには、「本気で演じたこともないくせに、軽々しく『演じる』なんて使うな」といった話をする。
「いい子を演じるのに疲れた」という子どもたちに、「もう演じなくていいんだよ、本当の自分を見つけなさい」と囁くのは、大人の欺瞞にすぎない。

著者は「いい子を演じるのに疲れた」という子どもたちのコンテクストを受け止めてはいない
いい子を演じることにつかれた子どもたちの苦しみを理解する気がない。
私はこの著書の底流に、著者の断定的な、コミュニケーションに対する熱い思いゆえに妄信的な思想を感じる
戦争やワールドカップ、いじめの話をいやに持ち出して、断定的に論を進めているのが鼻につく

これなんか、「「いい子を演じるのに疲れた」が、お仕着せの言葉を使えてしまっているだけで実質のところあんまり「演じて」ない」とか、「演劇人としての平田オリザが取る態度と優れたコミュニケーションとして取らざるを得ない態度はまったく別」みたいな深さを持った話だったと思うんですけど、「相手のコンテクストを無批判に受け入れるのが規範だ」みたいなイメージに全部飲み込まれた良いレビューですよね。

文字として追えるし、追った単語一つ一つの意味は合っているけど、自分の理解の範疇から一切出る気はないレビュー。

 

 

「文字・言葉」は一見、目に見える客観的な何者かに擬態するが、その実自分と分離しがたい、どころか隙あらばこちらを支配しようとしてくるような恐ろしい存在、みたいなことが言いたかった。これをわざわざ長い文章に加工する意味なさげなのでそのまま置いておきます。支配された結果は引きこもりと妄信ですね。

 

真に私たちを分断しているのは言葉なのだ!とか言っとけば100RTくらい来そう。

 

 

 

 

ども。

 

9月入学制?がなぜか早急に検討されつつあったりしてますね。

普通に考えればこのコロナ禍はいつまで続くかわからないんですけど、

なぜか9月にするのが国民の総意、みたいな形で決まりつつあります。

ショックドクトリン。誰かにメリットがあるんでしょうね。もしくはメリットがなくとも変えることがメリット。

 

変な夢を見ました。月一くらいで見ます。

異形の何かに追いかけられて、逃げて、特定のタイミングで誰かに投げられてタイムリープしてどこかの時間へ戻り、最初の異形に追いかけられないように行動するも、また別の何かに追いかけられる。なんなんでしょうねこれ。

 

新訳 夢判断 (新潮モダン・クラシックス)

新訳 夢判断 (新潮モダン・クラシックス)

  • 作者:フロイト
  • 発売日: 2019/04/25
  • メディア: 単行本
 

 やたらポップな新訳。

 

起きたら20時。昼夜逆転の始まり。バーチャルリアリティ

 

 

現代倫理学入門 (講談社学術文庫)

現代倫理学入門 (講談社学術文庫)

  • 作者:加藤 尚武
  • 発売日: 1997/02/07
  • メディア: 文庫
 

 放送大学の教科書。

 

ライトな専門書買うより放送大学の教科書の方がよっぽど初学者向けなので。たまに買います。

今は実質放送大学化してるので、今の時期に勉強の仕方を身に着けたいなと思いつつ。

論文を1本読むためには論文30本分の基礎知識が必要。

日本語として暗記することは出来るけど、意味が分かってないので応用が利かない。

がんばりましょうね。

 

ども。

 

例によって時間の感覚がおかしいので一日坊主するところでした。

一日が長かったり短かったり朝だったり夜だったりする。

 

緊急事態宣言は1か月程度延長の見通し、原因と目される中国に1京円を超える多大な損害賠償。

今日は多分こんな感じのがコロナ関連のニュースだったと思います。

計2ヵ月(+)に延長となると、滅ぶ業種も多そうですね。他人事じゃないけどさ。

再開したところで、例年通りにはお客さんはいらっしゃらないでしょう。

業界ごと滅ばないといいな。と思いつつ。

お店を細くとも長く続けていくことが一番の目標、と確認しつつ。

 

ドイツが損害賠償出してるのめっちゃ面白いですね。WWIでさんざん苦労した側やろうに。

 

 

学業。テレ講義。

酷い順に書くと、

・事前に連絡の取れる履修希望者だけで講義を進めていた(履修可能時点で既に生徒らの発表開始)

・いまだに連絡なし

・毎週1000字程度×10

・講義動画全5時間分と映画・書籍の参考指定

ですかね。絶対に受けられない朝の授業が受けられるのがうれしい。

密度が薄い講義を5時間にまとめてくれたのがうれしい。

ほとんどの講義で毎週1000字はしんどい人多いだろうな。

私は好きで自由履修フルにとってますけど、たいていの人は必修で半強制だろうし。

 

 

自発的隷従論 (ちくま学芸文庫)
 

 ちゃんとした本が読めるようになってきた。

本文自体はひらがなおおめの150ページ弱、文体も口語の演説調なのでめちゃくちゃ読みやすい。し何より論旨が簡潔。ロジックツリー書くまでもない。

○○の古典というより、支配の仕方を簡潔かつ分かりやすく書いてる点で文庫化されたのかなぁと思います。

「そんな風にあなた方を支配しているその敵には、目が二つ、腕は二本、身体はひとつしかない。…

あなた方を監視するに足る多くの目を、あなたが与えない限り、敵はどこから得ることができただろうか。」