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ども。
大罪人でございます。ブログの毎日更新を志すも、1日で終了させるタイプの。
思いつきで行動するにもほどがありますね。
それでもふてぶてしく更新しようと思います。
義務にしたら楽しくなくなりますからね(露骨な逃げの姿勢)
今年が始まってからというもの、おそらく書店に行き続けています。昨日もそうでした。
昨日は梅田駅周辺の大型書店に。
となると思いつくのが、JR駅ビル内の蔦屋書店とNU茶屋町内の丸善・ジュンク堂書店。
片や巨大なワンフロア、片やビルの5階分。見るには飽きませんね。
梅田蔦屋書店。
ビルの9階に会って、エスカレーターから入れば目の前にスタバ、エレベーターから入れば目の前に雑貨屋、と、あんまり書店っぽく無いスタートです。カジュアルですね。
長方形のフロアの中心に、円形にスタバと座席があって、それを更に大きな円で囲むように本棚が展開されています。
そして、その円の外側には、柱を使って雑誌が配置され、壁際にまで本が並んでいるところもあります。外周の半分くらいかな。
残りの外周は、多種多様な別店舗(雑貨屋、文房具、マッサージ、etc…)。そして、その別店舗とリンクする本が、美術館の企画展のようにフィーチャーされて配置されています。
従来の書店と異なる点を探せば枚挙に暇が無いんですけど、一番推せるところはその整理された雑多さですよね。軽々しく多様さって言いたく無い。
本から広がる現実まで思い起こして。とか言っとけば許される気がします。
場所柄だけに、ビジネス書が強いですね。その上、見た感じでは、どのジャンルでも新刊に強いでしょうか。
また、学者向きでなく、初心者〜中級者に向けた本が多いようにも見受けられます。まぁ滅多に買わんしな。買う側としても。
何か新しいものに足を突っ込む時に、触りや走りの本を探すために来ると良いのかな、と思います。
画期的なことに、書籍の各ジャンルにコンシェルジュを設けているので、その人たちに聞いてみてもいいかも知れません。私は聞いてないけど。聞いてから書けよ。
書店と言うよりは、エンタメとか、美術館とか、そんなものに近いのかなと思います。単体の書店とamazonが競う時代に、先ずは書店に来て、楽しんで、慣れてもらうことが先決ですからね。時代だ。
ここまで、日記の程を装った長い前置きでした。まだまだ続くんじゃよ。前置きが。
この梅田蔦屋書店、武雄市図書館の例もあってあまり足運んでなかったんですけど、ある企画をきっかけに定期的に通うようになりました。
それが、「読書の学校」です。
現代に生きる私たちに関連するテーマを設定して、それに関する書籍を三冊、蔦屋書店と出版社が選書して展示・販売します。
まぁ私の厨二心をくすぐるテーマが多いのも確かなんですけど。元々相性が良いのかも。
選ぶ出版社も中々攻めた選び方してるなぁと思います。そこも好き。
出版される本は減ったとはいえ、それでも本が溢れる中、自分で選ぶよりは、専門性の高い人にオススメされて選びたいところですよね。多分。リスク的に。高いしな。
そんな企画が自分にベストマッチだったので、展示が変わるたびに行っています。
本日はその中から。今は第三講なんですけど、一個前の第二講で紹介されてた本です。やっと前置きが終わったよ。お疲れ様でした。
まごう事なきジャケ買い。今ではもう覚えてないんですけど、読書の学校の帯に載ってた推薦文も素敵でした。
文化人類学らへんの本なんでしょうかね。エチオピアのゴンダール記、です。
そんな分類はそれとして、単純に読んで面白いんです。
とりあえずフィールドワークしてみたり本書いてみたりするのは良く見るんですけど、この本の特徴はその語り口。ここまで魅力的に、かつ語り分け、られるこの人の文章力よ。
15章くらいあったと記憶してるんですけど、語りの形式をそれぞれで使い分け。時には読者と物語の間に語り手が強く現れ、時には語り手がほぼ透明になって。効果的にそれを行う事で、エチオピアやゴンダールでなくて、関わったその一人の人間の人間性すら感じられるようです。会ってないのにね。
この手の本、内容はともかく読んで面白く無い本が多かったんです。それだけに強い衝撃でした。上から目線にもほどがあるな。多方面に殴りかからない。