やまさんの読書ブログ

やまさんが本の紹介してるブログ、でした。いまもしてます。


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ども。

 

久しぶりにページ右側のリンク集を見返しました。

ほぼほぼ、ブログごと消えてますね。もしくは全記事削除。

就活に響く年ごろの人たちばかりリンク集にいるのが主な要因だと思うんですけど。

それでも、残っていても最終更新が「大学生になりました!」みたいなのばかりでね。

 

リアルの、中学校の部活周りでブログが流行ったから始めた人々がほとんどなだけに、

その後のTwitterブームやラインに飲み込まれていった気がします。

考えたこと思ったことをアウトプットする場も、今となっては各種タイムラインなんでしょうね。

今どきの中高生はどうやってネットでリアルの人たちと関わるんでしょう。もうわかりませんね。

 

 

ところで、帰宅途中にたぬき見たんですけど。

深夜一時に重たい体を引きずって家路を歩いていると、前方でごみ袋を漁る影が見えたんです。

すわ猪かと思いつつも、あまりに小さすぎるので近寄ってみればたぬきでした。

捕まえてたぬき鍋にしようと思ったんですけど、逃げられてしまいました。残念。

発想が日本昔話なんだよな。ここまでくると発想がフィクション過ぎて面白みがない。

 

昨日のブログで、絵画の鑑賞の仕方について考えました。

あれ、題材が絵画に代わってるんですけど、元々は速読の話でして。

最近はやりの

 

1冊3分で読めて、99%忘れない読書術 瞬読

1冊3分で読めて、99%忘れない読書術 瞬読

 

 

これとかね。

 

計算しやすいように540ページの文庫本を想定するんですけど、

1秒で3ページを読むことになります。

0.33秒、ページをめくる時間を考えると実際にはもっと短い時間で読むことになります。

実際にこのスピードでページめくっていただければわかるのですが、

内側2~3行は視界に入らないんですよね。

美術館の例えでも、流れ作業の鑑賞の中で目に入らない部分が必ずあるはずだ見たいなこと書こうとしてたんですけど。

本を読んだってなんなんでしょうね。読書経験って何なんでしょうね。

 

2桁ページしかないテレヴィジオンとか3分速読で理解していただきたいんですけど、

 

テレヴィジオン (講談社学術文庫)

テレヴィジオン (講談社学術文庫)

 

(文庫の中でも高めの講談社学術文庫にして600円、100ページ未満という破格の値段と薄さを誇る本。

ポストモダン思想最難関とも呼ばれるジャック・ラカンの最良の入門書(自称?)。

しょっぱなから説明の無い専門用語の嵐でさっぱり理解できません。10行が苦痛。

「入門」とは何かについて考えさせられますね。門に入るのもおこがましいってか。 )

 

しっかり予防線が張られていました。

「大前提として、予備知識がある本を選んでください」って書いてあるんですね。

素朴に、素人が洋書やら哲学書やらを急にスラスラ読めるようになると思うなよって。

現実的でいいですね。好きですよ。

 

この本の読書法は、速読法の中でも「最低限の単語や主語だけみて、文章は後追いのイメージで脳内補完する」タイプに近いように見受けられます。

私も物語とか読むときはまさにこれです。記憶する必要ないし。

この方法を使うと、ハリポタクラスを一日20冊とか平気で読めるんですけど、勿論ながら問題が生じます。

何回読み直しても、読み直すたびに、以前の読書で読み飛ばしてたところが出てくるんですよね。

自らの認識できる範囲の不完全なテクストから、自らの理解できる範疇のみを理解する、という意味で、自分勝手な読み方だなぁと我ながら思います。

遅読すればちゃんと読めているという意味ではなく。

 

この読み方で、何を何のために読むんでしょうね。

そして、予備知識があるとはいえ、物理的に、全ページに目を通すスタイルでの1冊3分は物理的に不可能なはずです。

そういう裏読みであっていてほしいなと思います。