やまさんの読書ブログ

やまさんが本の紹介してるブログ、でした。いまもしてます。


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ども。

 

今回の更新停止の件につきまして、事の経緯を説明いたしますと、当初の予定では「3日坊主→3週間坊主→3か月坊主」として3回ほど冒頭ネタを続けていくつもりでした。

見事に3週間目の更新を忘れてしまい、苦肉の策の30日目も忘れて寝てしまったために、もうどうでも良くなってきた感が強くて適当に再開しますね。

そんな言い訳。適度にネタを追及しない。

今後の対応といたしましては、出来る限りの更新とか言っとこうと思います。それが真摯。

誠に申し訳ございませんでしたぁ。

 

 

読書管理アプリの話です。

管理という言葉だけでアレルギーを感じるフーコー狂信者な私ですが、正直読書状況とか覚えてられないわけですね。

ブログを書いている机に43冊、常用カバンに3冊、背後に33冊。これ本棚の無いリビングの話な。

仕事の関係で覚えることが多くて、畢竟そういう本が増えてるんですが。

積まれた本から未読の本を探し出す作業がめんどくさくてですね。

ジャンル被りの同じようなこと書いた解説本が多いので、通読したかどうかもわからずですね。

もうあきらめてブクログを導入しました。いやだったけど。アレルギーだから。

 

ブクログの、私にとって便利な点は次の2点です。

アプリ版の、カメラでバーコードを撮影すると本棚登録できる機能。

webとアプリで同期できる機能。

同期できるのは今どき当たり前な気がしないでもないんですけど、

単純に冊数が多い現状、カメラバーコード機能がめっちゃ便利でして。

一瞬で登録が済みました。かつ、新規で一気に登録するのも1分かかりませんね。

書名検索すると似た本が出てくるために、読みたい本がたまっていくのが唯一の憂いですね。

「本棚に読んだことのない本がない人生なんて」とは言いますけど、

それでも気になる本は読みたいですね。読書スピードも格段に落ちてきたし、リハビリせねば。

 

 

本と鍵の季節 (単行本)

本と鍵の季節 (単行本)

 

 

この本ですよ。表紙の色調が好みすぎて、思わず買ってしまいました。

 

毎回こういうこと言う割に、私、Twitterで嫌というほど目に付く「『ニムロッド』読みました。装丁が素晴らしいです。黒色が…」みたいな発言が嫌いです。

買って読んだにもかかわらず、感想から逃げて装丁かよ。

同じような理由で、この本の感想ツイでよく見た「男子高校生の、さわやかだけど(ちょっぴりor少しだけorほのかにetc…)ビターな…」も嫌いです。

それ、言い換えてるだけで、帯に書いてあった言葉やん。それ以外のことは。

あなたの読書経験は帯や装丁ですか。

自戒を込めて。同族嫌悪みたいな気がしてきました。過去のブログを読んでて自分が要求するレベルの記事はないはずだ。

 

自分が要求するレベルの感想。

米澤穂信、現役男子高校生かと思ったんです。それほどまでのリアリティ。

自分が男子校高校生してた時の、「距離感」がそのままそこにあるんですね。

特に人を好む嫌うでもなく、親しくとも付かず離れず。「行けたら行くわ」ぐらいの。

未熟さゆえに、人の事情に土足で踏み込む。考えが足りずに、傷つける。

無関心をあくまで装うも、相手の人生の事情はしっかり覚えて気にはかける、この距離感。

食い違う価値観も、そのまま受容して、感想を述べるだけ。

 

ドラマ映えする「熱い友情」の対極ですね。ゼロ度の友情。

「友情」という言葉になにか熱いものが含意されている気もします。いい言葉が思いつかない。

自分と同じレベルの相手として相手を認めているし、

自分とは違うものとして認め、裁かない。他の登場人物をも。

高校生ぐらいの、傲慢で、自分を低く見積もらないことによる達観。諦め。

ここまで書いてみると、たまたま頭のレベルが合った幸運な二人の関係な気がしてきますね。同じ文化を共有して、かつ回転数合った相手と過ごすの楽しいだろうなぁ。

 

腐女子の人には「男子高校生のフリーズドライ」とか言って勧めました。

現実の男子高校生の質感が、生のままそこにあります。

 

自分の代入でしか本読めないのどうにかしたいですね。普段あれだけ共感バカにする割にね。

その形式でしか人は本を読めないとかいう指摘もあるんですけど。