深い夜の街
ども。
タイトルの通りです。
Twitterのbioには「人嫌いで人間性に欠ける」と書くぐらい人間苦手な私です。
でも町は歩いてみたいしもっと冒険してみたい。
そんな人にとって、深夜の街は人間全然いなくて楽しいんですよね。主に1時ごろ。
終電で帰った人がコンビニから退散した当たりの時間帯です。
普段人でごった返してる駅前はゴーストタウンと化し、
百人以上住んでるのではないかとばかりのメガマンションからはほぼ灯りが消え。ほぼ。
街並みはそのままにして1人/1hぐらいしかすれ違わない環境になります。
そんな街を散歩するのが好きです。
どんなに嫌なことがあっても4、5駅分くらいずっと歩いてれば冷静になりますよね。
体力的にはともかく。さすがに疲れたわ。
電車で1時間程度なら徒歩圏内と自称する私でもしんどいものはしんどいです。
そろそろ自転車買おうかなとか思ってもいます。止める場所で悩むんでしょうけど。
深夜の道路を高速で走ってみたりしたいですよね。流れていく夜景と光的な。
夜。いいですよね。
昼の境界を越えた先を感じます。
深夜1時も越えて、太陽が昇るまでの時間。短いようで長いし、長いようで短いですよね。
ひとたび日が昇れば空は紅に染まり青になり曇って雨が降り時には雷が降りと忙しいですけど、夜の間はただ真っ暗闇なだけですからね。せいぜい雨風の音ぐらいですか。
そういえば最近の夜空って明るくないですか。雲に街灯りでも反射してるんですかね。それはともかく。
そんな限りある永遠みたいな時間が好きです。夜は人を詩人にする。
元々は月の話しようと思って書き始めたんですけど、また今度にしましょう。長いわ。
上の段落みたいな感情をもう少し伝えたくなったので詩を一篇。
真夜中にひとり コップに 氷をいれて ソーダ水を飲む クーラーの音が うしろでしてる ビルのあかりがひとつずつ消えて もうすぐ世界はまっくら でも くらくなるほど 残った光りがあかるくて 見ている間に また夜があける /銀色夏生「熱帯夜」
— ひとひら言葉帳 (@kotobamemo_bot) 2018年10月5日
選び取られた現実(の状況)の提示でしか表されない感情がある、と思うんです。
名前がついてる感情はそれさえ言ってしまえば終わりなんですけども。
私はこの詞から、上段落みたいな感情を感じます。強烈なアンビバレンツ、だけどどこかノスタルジック、そんな。意識高そう。
そういえば読書ブログなので本の紹介をしよう、と思ったわけです。
ものの見事に『夜と霧』しか出てこなくてですね。読んでへんくせに。
いっそamazonの検索窓で、カテゴリ:和書に指定して「夜」って入れたらどんな本が出てくるんだろうと思ったわけです。
そういえば、このブログでは、はてなブログのamazonリンク機能を使って書いてます。アフィリエイトは入れてないので別の人から買ってあげてくださいね。
ものの見事に『夜と霧』ですね。だから読んでへんって。
次に出てきた本。
懐かしいですね。
おそらく中学生時代に図書館で借りて読んだよなと記憶してます。
でも今覚えてないってことはつまりそういう事なんでしょう。
何事にも時がありますからね。読むべき時に読むことになるのだと思います。
当時はあまり受け付けなかったと記憶してるんですけど、最近有頂天家族シリーズが面白く読めたので、おそらく大丈夫でしょう。最近どころか2年前だよ。光陰矢の如し。
次。
こんな本ありましたね。懐かしいわ。
つい最近書店で平積みされてて、場所によっては今でも平積みされてるんじゃないでしょうか。私のウォッチ書店では一件だけ平積みのままです。
Twitter詩人、いますよね。あまりTwitter寄り付いてないので、中高生から怒涛のRT食らう恋愛系の人しか思いつかないんですけど。
しかし、詩の機能、興味ありますよね。なんなんでしょうこれ。
この人のTwitterはフォローしてないんですけど、フォローしなくても動向が分かるほどRTといいねで流れてくるんですね。
この詩に深いなとしか思わない自分の浅薄さを思います。
試し読みはこちらから。
そろそろ収集つかなくなりそうなので次の一冊で最後にします。
作中時間は夜じゃなかった(夕暮れでしたっけ)と記憶してるんですけど、表紙も相まって、自分の中でのイメージが雪の轟々と降る夜だったので。こんなオチかて。
辻村深月、なかなかやばい人だなぁと思っていまして。語彙力が最近の若者かな。マジヤバい。
この人の書く文章、と自分が合わないから読まない作家さん、なる存在が大体の本読みにはいると思うんです。ちなみに私は村上春樹。
辻村深月のヤバいところは、作品単位でそれを生み出すことです。自由自在かな。
ついったとかだと『ツナグ』で辻村深月作品読み始めて二作目でギブ、なんて人が多かったように思います。むしろ私『ツナグ』合うんかな。
しかし仕方ない面もあって。
この作品、元々ある程度小説を読み慣れてないとしんどいとは思います。
語りの視点が8人+語り手で揺れ、かつそれぞれの短編が挟まれつつ遅々として本編が進んでいく、なんて作りなので、少し時間おいて忘れるともう読めなくなるんですね。
とてもじゃないけど、小説読み始めた人には進めにくい作品かなと思います。
長くなってきたので強引に断ち切ろうと思います。では。