セレンディピティ
ども。
セレンディピティという単語はご存知でしょうか。
端的に言えば、「(全くの)偶然から何か良いものを得る」というような意味です。
有名どころで言えば、ペニシリン発見のストーリーがまさにセレンディピティそのものですね。
カッコに入っているのは、私がその意味で使ってないからです。
「セレンディピティ」は、『セレンディップの三人の兄弟』から名付けられた造語です。
ホレス・ウォスポールなる政治家の造語。ゴシック趣味おじさん。
趣味が高じてイギリスにゴシックリバイバルなる嗜好を引き起こした立役者です。
ゴシックリバイバル(運動?)は、新しく「(ゴシック)ホラー」なるジャンルを生み出しました。
彼のおかげでこんな本が、それが変じていったSFまでもが、生まれたと言っても過言じゃない。
- 作者: ガストンルルー,Gaston Leroux,長島良三
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2000/02/25
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そんな人です。トリビアを披露したかっただけ。
ちょっと調べただけでも、この人からファンタスマゴリアとかに繋がってくるんですね。
文化史したい。
批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義 (中公新書)
- 作者: 廣野由美子
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『フランケンシュタイン』なんかも、彼のおかげで生み出された作品でしょう。元を辿れば。
今批評の理論を学んでいるのでメモがわりに貼ります。いつか読む。
閑話休題。
そんな感じで、意図してセレンディピティみたいなものを引き起こすのが好きです。
いやいや神社でくじ引くのと一緒じゃん、
って話でもあるとは一瞬思ったんですけど、くじの内容を反映させないのであんまり意味がない。
し、そもそも有益を引き起こさないから当たらないとも思いました。言い訳。
今回のセレンディピティは書籍くじ。本題までに1000字を使う男。
500円払ってくじを引くと、対応した番号の本がもらえる、なんて仕組みです。
書いてて本当に神社の御神籤との違いがわからなくなってきた。紙の枚数増えただけの御神籤とも言えるよな。当たる本によっては。
どんな本も活かして見せるというスタンスではあるけども、自分の専門外かつ専門書が当たったら活かしようが無いわけで。ギャンブルギャンブルしてる。
本題までに1200字を費やす男。
書籍くじなるものを引いてきました。一応ギャンブルでない根拠はあったわけです。
一時期流行ったような本があるのがわかっていて、状態も美麗、かつ、ハードカバーなのに500円、といえば大手古本屋で下手なの買うより安いわけです。
しっかり自由価格本ってオチではありました。商売がうまい。
前述の特徴からして自由価格本じゃないと思ってただけに、少し残念。
本題の20文字に対して脇道で1400文字を書く男。
二回引いて、一回は金のキョロちゃん缶を引き当てました。特賞的ポジション。本じゃないんかい。
誰しも金銀のキョロちゃんを探した思い出と心残りがあるでしょう。私は20歳で消化しました。
まだ話を引っ張る。
もう一回。
こんな本が当たりました。
啓発本に当たるんでしょうか。田中将大箴言集になるんでしょうか。そんな感じ。
目次と内容があってなかったり、大いにテクスト性を感じられる素晴らしい解釈だったり、お前売るためにこの名前だしただろ、みたいな感じの本ではあるんですけど。
基本的には、啓発本には突拍子もないことは書いてありません。龍も呼ばなければ神にもすがらない。
「啓発本とか、当たり前のこと書いてるだけじゃんw」が真実です。中学生の時言ってた。
当たり前、を実行することが難しいんですよね。年経ってやっとわかったよ。勝手に。
ともすれば思い出すことすら難しくて、啓発本に頼る羽目になるんですけど。
それでも、当たり前をすることが大事なんですよね。多分。
ゼミの先生は、「当たり前を当たり前にするのが実力」って言ってました。
そういうことなんだと私も思います。さあ実力つけるぞ。2000文字。