やばい
ども。
やばい。
その一言に尽きます。
一応ながら「読書ブログ」の名を冠するブログの主なわけです。
中学高校の頃は10分で100ページ超を読み、1日で10冊をも読んでいたヤツが。
1日も欠かさず更新をして年間に365冊を紹介していたヤツが。
今や月に10冊読むか読まないか。 やばいやばい。
どうしてこうなった。
一つ。言葉を扱う環境が変わった。
ローコンテクストな文字を投げ交わして友人や文面と相対していた男子校時代とは打って変わって共学へ。
言葉の些細な機微を仔細に読み穿ち、果ては表情や手振りまでテクストと化すハイコンテクスト空間。
本どころか、現実に適応出来ずに暫く右往左往する。当然、読書にかけられる時間は少なくなる。
ただでさえ授業時間も内容も倍になった上にこれではね。
一つ。サークルにはいっ(てしまっ)た。
合唱を始めてしまったので、本より楽譜を読む時間が増えた。
ちゃんとした読み方がわかれば楽譜も結構読んで面白いもので、
曲についての歴史、歌詞のテキストの歴史や変遷、
和音の表す表情や意味、音楽修辞など、一曲の楽譜から読み出せるものは多く。
正直はまるよね。
まともに芸術・芸能と向き合ったことがないので余計に。
オウム真理教にはまった若者たちを佐藤優?が「勉強ばかりで毒(文学の)に触れておらず、耐性がなかった。」と『罪と罰』を紹介しながら言ってたのを読んだ覚えがありますが、そんなもんかもしれませんね。
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ハマるものには程々に触れて、程々を覚えておかないといけません。教訓。
一つ。単純に時間が無い。
自分を取り巻く環境が激変しました。
起きて大学に行って講義を受けて、空き時間はサークルの雑務に追われ、
大学が終われば仕事場へ行って、帰れば家事が待っている。
どこに本を読む時間があると。もしくはショートスリーパーになりたい。
物の見事に時間泥棒なんですよね。
娯楽へのハードルが異様に低くなった現代、要求される自制心は並大抵のものではありません。
青い鳥に時間を食われ続ける日々。
無くても困らないんですけど、あった場合に日常がこなし易すぎる。
リアルタイムで更新され続けるSNSは活字中毒者にとって絶好のツールなんですけどね。
無限に物語が読める。ただ、流れてくるのは政治とハラスメントとオタクコンテンツ。
時間をかけるに見合うかと問うまでもなく。
そんなこんなで本を読む時間が失せました。
やばい二つ目。
時間が失せども読書欲は失せない。
結果、積ん読が溜まることになります。
そろそろ部屋の床が見えなくなる。
でも講義を受ければ読むべき本が増える。
そろそろ床が抜ける。
やばい三つ目。
本棚が足りない。
本棚のためだけにレイアウトを変更し、本棚に本棚を重ね、果ては押入れを本棚に魔改造したやまさん家。
そこまでしても本棚が足りなくなってきた。すでにリビングの床が埋まりつつある。
本を売ることに多大な抵抗があるんですよね。
必ず読み返すので。
そんなこんなでやばいということを報告しました。生存確認も兼ねて。生きてます。